進行性核上性麻痺(PSP)の新診断基準2017

2017年になり、レビー小体型認知症(DLB)の国際診断基準第3版が発表されたのは各方面でよくアナウンスされていますが、パーキンソン関連疾患である進行性核上性麻痺(PSP)の診断基準も実は2017年に入り、新たに発表されているのは、あまり耳にすることはありません。有病率の違いのせいなのでしょうが、パーキンソン症候群を伴う認知症性疾患として、DLBとの鑑別疾患として挙がる病気として重要な病気です。…

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レム睡眠行動異常症(RBD)の認知症診療における重要性-DLB診断基準改訂を受けて

先日、新しいレビー小体型認知症(DLB)の診断基準が発表されたことを書きました。その中で、レム睡眠行動異常症(REM sleep behavior disorder: RBD)が中核的特徴の一つに繰り上がったことを紹介しました。今回はそんなRBDについて、認知症診療においてどのようなことに注意すべきか紹介します。RBDとは?:レム期に認めるパラソムニアRBDは、多くは恐怖などの強い情動を伴うよう…

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レビー小体型認知症(DLB)の新診断基準

先週、レビー小体型認知症(Dementia with Lewy bodies: DLB)の新たな診断基準・治療ガイドラインがNeurology誌より発表されました。McKeith IG, et al. Diagnosis and management of dementia with Lewy bodies: Fourth consensus report of the DLB Consorti…

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向精神薬乱用への社会の対応-今年は2つの変化があります

向精神薬は時折乱用が問題となることがあります。それに対して、今年は2つの大きな出来事が控えています。 ゾピクロン、エチゾラム、フェナゼパムの向精神薬指定 ベゲタミンの販売中止 です。 ゾピクロン、エチゾラム、フェナゼパムの向精神薬指定 ゾピクロンはアモバン、エチゾラムはデパス(フェナゼパムは国内流通なし)の商品名でそれぞれ有名なお薬です。 ゾピクロンはいわゆる非ベ…

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New England Journal of Medicineによる医学教育ビデオ

医療においては、侵襲的な処置を行うことが当然ありますが、誰もがその侵襲的な処置を初めて行う、という場面があります。それまでにはもちろん、指導医の処置を見たり、専門書で処置についての知識を得たり、シミュレーターで練習したり、と準備をするわけですが、最近はビデオの存在がかなり大きいと感じています。 私も研修医時代、腰椎穿刺やグラム染色、挿管などをyoutubeで検索しては繰り返し見て、そして実…

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睡眠薬と転倒リスク

以前、転倒・骨折のリスクファクターと予防についてまとめましたが、その際、医師として一番注意すべき点についてスルーしました。 薬剤による転倒リスクです。 医師として転倒のリスクファクターの中でいつも心に留めているのが、薬剤です。特に精神科医としては、向精神薬が薬剤の中でも大きなリスクファクターであることを注意しています。その中でも最も転倒の原因として頻度の高いのが、睡眠薬(及び抗不安薬…

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転倒・骨折のリスクファクターと予防

高齢者を診療していて、転倒などに伴う下肢の骨折を契機にADLががくんと落ちてしまうことを何度か経験しています。最近患者さんではないのですが、身近な知人で肋骨骨折、脛骨骨折が立て続けにあり、ますます転倒・骨折予防が気にかかってきたので、とりあえずまとめ。 骨折の主要原因・転倒—ADL低下や介護負担、死亡の原因にも 骨折の主要な原因は、その部位によらず転倒です。さらに、全転倒の5-10%に何…

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