アメリカ予算失効とpubmed

すごく久しぶりに投稿します。 研究で忙しかったのは自分にとって良いことですが、少しさみしかったです。 とはいえ、今日の投稿はほとんど中身がなく、珍しい状況に出くわしたので、記録としての投稿です。 まずは、今回出くわした珍しい状況の前提にある、世界情勢についてです。 アメリカ政府機関:予算失効で4年ぶりに閉鎖 アメリカの予算が議会の期間中に決められず、失効した影響で、アメリカ政府機関の一部が閉鎖された、ということだそうです。 ニュースでそんなことを耳にはしていましたが、自分には関係ない世界のことだな、と思っていたところ、pubmedを開いてすぐ、違和感が。 赤いアラートが出てる・・・。 予算失効の影響で、pubmedの内容がupdateできないかもしれない、ということだそうです。 少なくとも、怪しいアラートではなさそうで良かったですが、予算失効のニュースを知らずにこの画面を見ていたら、不振に思っていたでしょうね。 検索も普段通りできますし、今のところ最新の論文も引っかかりましたので、大きな影響はまだなさそうです。 "閉鎖部局を極力少なくし、国民生活への影響が大きい部局は閉鎖対象から外される"とのことですので、NIHは開いているそうですし、今後もpubmedへの影響はないのかもしれませんが、NIHの他の業務はともかく、pubmed検索は国民生活への影響は大きくはないように思いますので、予算失効が長引けば、比較的早くに閉鎖対象になったりして・・・。

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サイコろまんちか-漫画で触れる心理学

心理学は非常に面白い分野だと思って関わっているのですが、一般的に心理学の本は、薄っぺら過ぎて胡散臭い本と、重厚過ぎてとっつきにくい本、マニアックすぎて読んでいるうちに興味が薄れる本が多く存在するように思います。簡潔で分かりやすく、しかし内容がある程度しっかりしており、幅広い内容をカバーしている書籍という初心者に優しい設計の本としては、池谷裕二先生の著作があげられるかと思います。例えば、最近の著作だと、講談社のブルーバックスから出ている、「自分では気づかない、ココロの盲点 完全版」などが挙げられます。 自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80 (ブルーバックス)posted with ヨメレバ池谷 裕二 講談社 2016-01-21 AmazonKindle楽天ブックス 漫画好きな私は、2年くらい前から、そんな池谷裕二先生の著作をストーリーを仕立ててうまくマンガ化したようなマンガと出会い、何度か読み返していました。 それが、小出もと貴先生の「サイコろまんちか」です。 サイコろまんちか(1) (講談社コミックス)posted with ヨメレバ小出 もと貴 講談社 2014-08-08 AmazonKindle楽天ブックス ストーリー自体は冴えない女子高校生が自分の学校…

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阪神大震災のとき精神科医は何を考え、どのように行動したか

熊本で地震が起こり、数日が過ぎました。 被災された方は余震の続く中、心細い時間を過ごされていることと思います。 同規模の地震では、余震の数が過去最高のペースだとか・・・。 http://www.j-cast.com/2016/04/17264319.html 被災者の皆様の無事を祈ります。 医療関係者としては、DMAT(災害時派遣医療チーム)の一員として救急医の知人が現地に派遣されたり、現地の先生方が活動されている様子など、現地での医療活動をSNSで見ては、自分の無力さを感じます。 精神科医としてこのような震災時にできることはないか、というと、実はDPAT(災害派遣精神医療チーム)という部隊がすでに派遣・展開されています。 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/hotnews/int/201604/546590.html 災害精神医療の持つ意味は、過去の事例でもとても大きなものです。 実際に今回の熊本地震でも、避難所で高齢女性が倒れているところが見つかり、病院に搬送されるも、死亡が確認され、ストレスなどによる災害関連死の可能性があると報告されているようです。 http://news.yahoo.co.jp/pickup/6198357 その中で、私個人としてとても印象に残っているのは、阪神大震災で災害精神医療の中核を担った神戸大学附属病院精神科の医師たちの活動です。 当時同精神科の教授であった中井久夫先生を中心に、各医…

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査—案外痛い簡易検査、自覚症状と客観的検査の乖離

少し前からイビキがひどく、寝起きに頭痛がしたり、日中眠気がひどいので、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と思い、先日とうとうパルソックスを夜につけてみました。 パルソックスとは、一晩寝ている間、ずっと血中酸素飽和濃度を測定することで、SASを見つける簡易検査です。 指に経皮的に動脈血酸素飽和濃度(SpO2)を調べるのですが、そのためのクリップを一晩指につけ続けるので、指の締め付けが結構きつくて痛い。 すぐにしびれてきて、数時間つけっぱなしだとしばらく感覚がなくなる感じ。 これを一晩、6-8時間くらいつけっぱなしなわけなので、できなくはないですが思っていたよりしんどい。 私の外来には不眠が主訴の方も来るので、時々SASを疑って内科の先生に紹介することがあります。 そこで終夜睡眠ポリグラフ(PSG)やパルソックスをしていただきます。 PSGは睡眠状態をきっちり評価することができるので、様々なことがわかる検査ですが、一晩ずっと脳波を取る必要があるので、一泊入院してもらわなければなりません。 それに対し、パルソックスはSpO2しかわかりませんが、自宅に持って帰って一晩つけるだけなので、負担は少ないだろうと思いますが、今回自分で体験してみて、結構この痺れは嫌だな、と思いました。 嫌なだけで特に体に害はないでしょうが・・・。 SASの種類と原因・治療 SASには閉塞性SAS(O-SAS)と中枢性SAS(C-SAS)の2種類があります。 O-SASは、気道が何らかの原因で狭…

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iPhoneと臨床研究—ヘルスケアアプリのデータを見てみる。

久しぶりにiPhoneのヘルスケアアプリを開いてみました。 すると、見慣れた折れ線グラフが、棒グラフに変わっていたのです。 どっちの方がみやすいかは正直よくわからないというか、どっちでもいいという感じですが、驚いたので、しばらくヘルスケアアプリを触ってみることに。 今までは「ダッシュボード」タブしかちゃんとみたことがなく、これだと歩数や歩行距離などの1日平均や、当日の数値はわかるのですが、前日のデータなどは視覚的にしかわからず、正確な数値がわからないなーと思っていました。 ですが、「ヘルスケアデータ」というタブで、上の「カレンダー」をタッチすると、選択した日付の各データが数値で出てきました! なんで今までこれに気づかなかったのだろう、と、とくにログを取るわけでもないのですが、やけにうれしく感じました。 とりあえず自分の歩行データを解析 ログを取る気はない、と言いましたが、自分の日常に興味が出てきたので、ヘルスケアアプリから歩数データをエクスポートしてみました。 データのエクスポート事態は、「ヘルスケアデータ」タブで、上の「リスト」をタップし、「すべて」の項目をタップすると、右上にエクスポートアイコンが出てきます。 それをクリックすると、csvファイルでデータをメールなどで送信することができます。 エクスポートされるデータ形式はやや扱いにくいですが、csv形式なのでエクセルで処理可能です。 ひとまず、先月1か月間の歩数と歩いた距離を確認。 すると・・・…

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