"elderly"という表記は高齢者差別的だそうです。

日本語である特定の言葉が差別的な用語として使われなくなるのと同じように、英語でも当然使うべきではない、という用語が時代とともに出てきます。先日、投稿前の論文を英語校正に出したところ、今まであまり気に留めず使っていた、あるいは論文で使われているのを目にしていた単語が差別用語なので避けた方が良い、と指摘されました。

それが "elderly"です。

認知症関連の論文を書いていて、今まで何気なく使っていたのですが、確かにこんなソースがありました。

Use of the Term "Elderly" : Journal of Geriatric Physical Therapy

Avers, Dale DPT, PhD; Brown, Marybeth PT, PhD, FAPTA; Chui, Kevin K. PT, DPT, PhD, OCS, GCS; Wong, Rita A. PT, PhD; Lusardi, Michelle PT, DPT, PhD The terms senile, demented, and aged are unfortunate terms once in common use among physical therapy personnel.



この中で、"The term elderly is ageist."(elderlyという単語は高齢者差別です。)とはっきり明言され、seniledementedagedというかつて用いられていた言葉と同様、消えていくべきだと述べられています。

ちなみに英文構成では"older adult"と修正されていました。

色々と気をつけていかなければなりませんね。


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