reference作成ソフト・Mendeleyは論文管理や閲覧にも便利

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論文で最後に乗せるreferenceリストですが、雑誌によって書き方が多少違ったり、一般的にorignal article一本あたり30前後のreferenceがあることを考えると、いちいち自分で作っていては埒があきません。基本的にreferenceリスト生成ツールを用いて行うのがミスもなく便利です。

ポピュラーなのが、

有料のEndNote
無料のMendeley

かと思います。私のような貧乏大学院生は当然、無料のMendeleyを用いているわけですが、特に困るどころか、referenceリスト生成以外の機能でもとても重宝しています。
Mendeleyのいいところは、


だなぁと思っています。

Mendeleyのクイックリファレンスも公開されていて、これだけで十分使うことができます。

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pdf閲覧ソフトとして

単純にpdf閲覧ソフトとして最低限の機能を備えていると思います。例えば文書にマーカーを引く、コメントを挿入する、などが普通に可能です。
多少、コメントを入れたりした際に、それを含めた印刷結果がかっこつかないと感じますが、そもそも印刷することがほとんどないので気になりません。

pdf管理ツールとして

検索ができることは当然ですが、重複があった場合に、重複の可能性のあるファイルを提示してくれるなど、ファイル管理ツールとしての機能もしっかりしています。
論文にタグをつけられたり、フォルダで分類できたり、も当然することができますので、私の場合は論文や学会発表の際に引用した論文に、その論文や学会発表を表すタグを振っています。これが個人的には結構ありがたいです。
また、pubmedなどで検索した結果を"save to mendeley"したり、登録した論文の著者や雑誌名、出版年、号、ページなどのreferenceに必要な情報もweb上から自動的に入手してきてくれます。
Mendeley自体は日本語対応していないようですが、日本語論文 to Mendeleyを用いれば、日本語論文も同じようにできるようです(このサービスは終了したようです)。

デスクトップ用ソフト、iOS用アプリ、Web上アプリがあり、同期可能

普段は基本的にデスクトップ用ソフトで論文を追加したり、自分の論文のreferenceリストを使うのに用いていますが、iPadで論文を読んだり、端末がない外出先で読みたいと思った時にも、それぞれの方法で閲覧することができます。

グループで共有可能

例えば抄読会などでわざわざ人数分印刷したりしなくて済みます。
同じ研究室のメンバーで共有するようにすれば、当然自然と研究の方向性が似てきて、同じ論文を引用する、ということもあるでしょうから、便利です。

referenceリストを作れる

Mendeleyを用いる一番の目的と言えますが、Wordなどと連携して、referenceリストを作成できます。
その際に、各雑誌のreferenceリストのスタイルを指定することができます。
このスタイルはデフォルトでダウンロードされているものもありますが、そうでないものでもweb上に公開されていることが多いので、それをダウンロードして使用することができます。また、スタイルがない場合も、もっとも近いスタイルのものをダウンロードし、それを自分で編集して使用することができます。

非常に使い勝手がよく、無料ですので、ひとまず論文を書く場合は導入しておきたいソフト(サービス)ですね。
Mendeley
Mendeley
開発元:Elsevier Inc.
無料
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