New England Journal of Medicineによる医学教育ビデオ

医療においては、侵襲的な処置を行うことが当然ありますが、誰もがその侵襲的な処置を初めて行う、という場面があります。それまでにはもちろん、指導医の処置を見たり、専門書で処置についての知識を得たり、シミュレーターで練習したり、と準備をするわけですが、最近はビデオの存在がかなり大きいと感じています。

私も研修医時代、腰椎穿刺やグラム染色、挿管などをyoutubeで検索しては繰り返し見て、そして実際に行う、ということをしていました。

先日、興味本位でyoutubeで「腰椎穿刺」と検索すると、トップに出てきたのはなんとNEJMの監修によると思われる腰椎穿刺ビデオでした。

その中では、腰椎穿刺の手技だけでなく、穿刺そのもの以外の準備や、穿刺の際に針が通過する組織、穿刺禁忌を見抜く方法、有害事象など、非常に丁寧な作りの教育ビデオになっていました。

そこで、実際にNew England Journal of MedicineのHPを見てみますと、同じようなビデオが多くアップロードされていました。なんと、血圧の測り方(自動測定ではなく、水銀柱と聴診器を用いた測定法。高血圧の定義の解説まで!)など、非常に基本的な項目まで!
http://www.nejm.org/multimedia/medical-videos

英語の発音も非常に綺麗なので、聞き取りやすく、リスニングの勉強にもなり、おすすめです。

ちなみに、腰椎穿刺ビデオの中で、初圧を図る際に、穿刺針と圧棒を連結するのに、"flexible connector"という柔らかそうなチューブが使われていました!
私は三方活栓で連結したことしかなかったため、とても衝撃的でした。このような道具があったんですね!


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