ダブルスペース: double-spaced
投稿規定を見ていると、「double-spaced」という記述を見かけます。行間を1行分開けることで、基本的には「行間:2行」のことのようです。ですが、日本語ワープロと英文での行間2は異なるようです。
フォントサイズ 12 ptの英文の場合、行間を固定値で27 ptにすると、ちょうどdouble-spacedくらいになるようです。なぜか倍の24 ptだと、若干double-spacedより小さくなります。
行間:固定値27pt | 行間:2行 |
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![]() | ![]() |
こうやって改めて見比べると全然違いますね。
当初、日本語Wordでの「行間:2行」を見て、「ダブルスペースって、ここの設定を2行にすることなんだなー」と勘違いしていた時代がありました。
ちなみに、行間設定はWordの場合、ツールバーの「挿入→段落」で行います。

Serif Font と Sans-Serif Font
Serifとは文字の端についている飾りのことのようです。Serifフォントはその飾りがついていて、Sans-Serifフォントは飾りがついていない、とのこと。日本語で言うと、セリフフォントが明朝体、サンセリフフォントがゴシック体になるわけですね。
一般的に英語論文では、
Serif Fontに Times または Times New Roman
Sans-Serif Fontに Helvetica または Helvetica Neue
が用いられることが多いようです。Wordで標準のCenturyおよびArialと比較してみます。
Serif Font | Sans-Serif Font |
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*ちなみにこれは「行間:1行」で書いています。 |
特に幅を小さくしたい表のような場合、横幅が小さくて済むTimes または Times New Romanは好まれているようです。
多くの雑誌がSerif Fontを指定しているようですが、San-Serif Fontを指定している雑誌もあります。本文はSerif Fontで、AbstractやTableはSan-serif Fontという投稿規定も。また、投稿規定にはFontについて指定されていないものの、実際に投稿されているpaperは本文がSerif FontでTableがSan-Serif Fontなので、それに合わせて空気を読んで投稿したこともあります。
ところで、これまでなんとなくTimes New Romanを使っていましたが、今見比べてみて、個人的にFの形はTimes New Romanが一番好きだと気付きました。同じSerif Fontでも全然違うんだなぁと思いましたが、雑誌での統一感を出すためにFontを指定するのであれば、Serif Font、ではなく、Times、みたいに指定したほうがいいのに、と感じました。特定のフォントを指定すると版権が関わるのでしょうか?その割に、原稿のフォーマット指定に、「Wordドキュメントで」としている投稿規定もあったり。不思議です。
フォントサイズは11 pt以上?
フォントサイズは11 pt以上が望ましいという噂を聞いたことがあります。日本語Wordではデフォルトのフォントサイズが10.5 ptなので、そのままにしがちですが、英語は日本語より文字そのものが小さいので、10.5 ptは小さすぎるそうです。
Tableのフォントサイズはもう少し小さくてもいい、との噂も・・・。
このへんの真偽はむしろ誰かに教えていただきたいですが、とりあえずフォントサイズに言及している投稿規定はあまり見ません。
英語版Wordのデフォルトフォントサイズは12 ptだそうですし、個人的には12 ptで書くようにしています。
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