進行性核上性麻痺(PSP)の新診断基準2017

2017年になり、レビー小体型認知症(DLB)の国際診断基準第3版が発表されたのは各方面でよくアナウンスされていますが、パーキンソン関連疾患である進行性核上性麻痺(PSP)の診断基準も実は2017年に入り、新たに発表されているのは、あまり耳にすることはありません。有病率の違いのせいなのでしょうが、パーキンソン症候群を伴う認知症性疾患として、DLBとの鑑別疾患として挙がる病気として重要な病気です。今日はそんなPSPの診断基準について、2017年に発表された臨床診断基準についての次の論文を見てみます。 Höglinger GU et al. Clinical diagnosis of progressive supranuclear palsy: The movement disorder society criteria. Mov Disord. 2017 Jun;32(6):853-864. 目次 PSPの典型像 基本的特徴(必須の基準) 中核的臨床特徴 支持的特徴 PSPの診断 多様な臨床像を取り込んだものの 関連記事・参考文献 スポンサーリンク PSPの典型像 PSPの典型像は、これまで広く用いられてきたNINDS-SPSPの診断基準や、難病指定センターで示されている主要症候を満たすものになります。つまり、 垂直方向に眼球運動が障害される…

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