エラーバー付き棒グラフをエクセルで作る

Excel for Macのバージョンアップに合わせて、新しい記事を投稿しました。 統計解析結果のグラフでは、平均値に標準偏差を一緒に表したエラーバー付きの棒グラフが用いられることが頻繁にあります。そんなエラーバーをエクセルで作ったグラフに表示する方法をまとめます。 目標はこんなグラフを作ることです。 目次 普通にグラフを作る エラーバーの範囲(誤差範囲)を設定 95%信頼区間や四分位点にも応用可能 自分の歩行データを眺めてみて 関連記事 スポンサーリンク 普通にグラフを作る まずはデータの準備です。今回は、以前紹介したiPhoneのヘルスケアアプリからエクスポートした私の歩行データを用いたいと思います。 1ヶ月間の一日あたりの歩数データについて、曜日ごとに平均・標準偏差を計算し、下の図のように表にしておきます。なお、平均や標準偏差などの記述統計量をエクセルで求める方法は、以前紹介した通りです。 この中から、まずは平均値と曜日名のセルだけ選んで、普通に棒グラフを作ります。 エラーバーの範囲(誤差範囲)を設定 できたグラフをクリックすると、「グラフレイアウト」メニューが出てくるので、それをクリック。「誤差範囲」をクリックして、プルダウンされた中から「誤差範囲のオプション」を選びましょう。 出てきたウインドウ…

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-ハイフン、−マイナス、–ダッシュ

以前、実は使い方が違う、と言っていた、-、−、-、—の使い分けについて。 記号名前入力方法-ハイフン「-」−マイナス文字ビューワ–enダッシュ「Option」 + 「-」—emダッシュ「Shift」 + 「Option」 + 「-」-ハイフン マイナス文字ビューワ 特にハイフン"-"をマイナス記号の代わりに使ってしまいがちですが、マイナスは"−"です。 もうすでに自分で何を書いているのかわからなくなってきました。 複数の単語から1つの語(特に形容詞)を作る—ハイフン これは以前にも書きましたが、ハイフンは複数の単語を連結して1つの語を作ることができます。 特に頻繁に見られるのが、患者の数を表す場合。 Twenty-one patients21人の患者 形容詞的なもの以外に、こんなものも。 hysterosalpingo-oophorectomy子宮卵管卵巣摘除術 この単語(??)は子宮(hystero)、卵管(salpingo)、卵巣(oophor)、切除術(ectomy)を組み合わせてできてるようですが、salpingoとoophorをそのままくっつけると、salpingooophorとoが3つも連続する訳がわからないことになるので、-で連結しているようです。 もっとも、ハイフンをかましても、私には訳がわからないですが・・・。 文末に句や節を追加する—emダッシュ このタイトルそのものがemダッシュの正しい使い方のようです。 例えばこんな感じで…

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論文執筆への意識改革—できる研究者の論文生産術

今回は最近読んだ一冊の本を紹介したいと思います。著者は心理学者であり、例として心理学系の研究や論文執筆についてあげていますが、全ての大学院生・研究者に役立つ本ではないか、と思う、オススメの一冊です。研究者を目指すのであれば、早いうちに一読し、意識を改革しておくといいのでは、と思いました。それが、「できる研究者の論文生産術 How to Write a Lot」です。 できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)posted with ヨメレバポール.J・シルヴィア 講談社 2015-04-08 AmazonKindle楽天ブックス 私が所属する教室では、大学院生の一番の仕事である研究は、共同研究でない限りは指導教官のチェックはそこまで厳しくないため締め切りがなく、怠惰に過ごしていると大した成果を出せず時間が経過してしまうことがあります。かくいう私も、最初の1年目はほとんど何の進捗もなく、2年目に後輩として入ってきた大学院生と一緒に研究を始めたような側面があります。もちろん、1年間研究室に所属していたので、その分の経験で私の方が早く進むのですが、それにしても、という感じでした。元々自堕落な性格なので、このような事態になることは当然の結果なのですが、これではいけないと、自分の中で締め切りとノルマを作り、研究をしていました。 締め切り作りで最も便利だったのは、学会…

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